工作やってりゃちょいちょい研磨の局面に出くわします。
均し、面出し、キワ出し、足付け、バリ取り、艶出しetc。目的も対象材も様々です。
日々是研磨と言っても過言ではない工作人生を歩まれる皆様におかれましては、いかにラクしてこれらに対するかを常に案じていらっしゃることでしょう。
そんな業の深い方々にご紹介するアイテムは、数ある研磨ツールの中でもパワー方面に能力を寄せたこの一品です。
手強い対象の表面をバリバリ磨きたい、スコポ(社内愛称)はそんなご要望にお応えします!
Wikiによりますとアンモナイトがブイブイいわせてたのはデボン紀から白亜紀にかけてだそうです。
デボンとか白亜って言葉だけは知ってましたがとんでもなく昔ですよねくらいの認識しかなくて、引き続きWikiってみたら4億1600万年前から6600万年前にかけての時代とのこと。Wikiさん便利。
つまりこれって下手すると4億年かけて作られたブツなわけですが、化石というだけあってすっかり石です。
表面もちょっとやそっとじゃこそぎ落とせない何かで覆われてますし、磨くには骨が折れそうですのでまずは一番硬いEXハードでチャレンジ。
硬い石灰質のようなもので全体が覆われた状態です。
EXハード ハードの順で磨いてみたらここまでツヤりました。
そこそこ大きいものを3Dプリントしたいなと思えばFDM、俗に言うニュルニュルマシンで出力するケースが多い昨今かと思われます。
そしてニュルニュルといえば積層段差の処理問題。
PVBフィラメントで出力してイソプロのミストで表面溶かしてツルツルにするという方法もありますが、イソプロってちゃんと毒物ですからあんまり部屋で使いたくないですし、全体を一様に処理する都合上、やっぱりエッジとかダルくなっちゃう印象は否めません。
それにサポ跡みたいに派手な荒れ方してるとこはやっぱり手作業で整えなきゃならないので、磨き作業を完全排除ってわけにもいかないんですね。
そういった事情からパワフルな磨きアイテムの存在はウェルカムなのです。
ABSの出力品をミディアムで。
強く当てると一気に削れちゃいますので軽く丁寧に。
薄く積層の境界が見えていますが段差はありません。
サフれば完全に見えなくなります。
ごぶさたしてる工具をチェックするとちょいちょいサビてるものがあったりしますよね。
サビ取りの方法は数あれど、このアイテムで磨くのは実に簡単です。
薬品使う方法なんかと比べるとダイレクト感満載ですし、あっという間にピカピカになるんでむしろ楽しいくらい。
曲面への馴染み性がありますから、奥まったエッジみたいなトコがない形状ならすんなり磨けますし、持ち前の研磨パワーでそこそこ進んだサビもあっさり落としてくれちゃいます。
そーいや最近あんまし木彫してなかったなと思えばこの有様でしたごめんなさい。
ですがミディアムで軽く撫でれば1分で新品の輝き。なんて気持ちいいんだなんか彫りたい。
ただし、サビ片が弾き飛ばされてくることがありますので、保護メガネだけは忘れないようにしてくださいね。
そしてメッキ層や地金そのものがひどく腐食しちゃってるものなんかは磨いても無駄ですので念のため。
《 デジモデ特選 》サポ取りキット
¥1,850
サポート外しの必携アイテム! これさえあればサポートジャングルも怖くない!。
ペーパーポイント 10本セット
¥1,650
リューターで紙ヤスリを使う。 思った以上にパワフル&コントローラブル!
スパイラルホイール 12枚セット
¥2,250
研磨界(あると思います)の王者、 スパイラルホイール!
ユーロスタイル エコノミーセット
¥25,500
これがなければ始まらない。 造形やるなら義務的に手に入れるべきアイテムです。
バースタンド
¥550
すごくイイ!・・・だけど 良品の本質を考えさせられる一品。
ダイヤモンドポイントセット
¥1,601 ~ ¥1,870
いろいろな場面でなにかと便利です。