《 デジモデ特選 》サポ取りキット
￥1,850
税込
サポート外しの必携アイテム！
これさえあればサポートジャングルも怖くない！
当、神楽坂ツールズは3Dプリントサービスデジモデの直営店です。
小さくて精密なものの出力に特化した光造形サービスですが、カッチリしたエッジ、ピタッと決まる寸法、シャキッと再現された微細構造が特徴です。
とりわけ耐熱性・耐候性・耐薬性に優れた高強度樹脂D-SR1は、そこに破格の頑丈さが加わった実用樹脂として多くのご利用をいただいております。
といった手前味噌を繰り広げたうえで申し上げますと、この美しい出力品には欠点があります。
ていうか、光造形に限らず、FDM(ニュルニュル方式)にも当てはまる大弱点、原理的にイヤでもサポート柱が付いちゃうということです。
モデリング時点でそれを考慮して適切な分割なんかで対応すれば、後処理の手間も最小限で済みますが、それでもやっぱりサポは立つわけです。
立っちゃうものは仕方ありませんが、これをなるべくラクしてキレイに始末したいというのも人類共通の願いだと思います。
ニッパー？ダメ。ゼッタイ。
気持ちはわかりますが、無条件で
ニッパーを持ち出す方がたいへん多い気がします。
D-SR1は以前のメニューにあった織部という高硬度樹脂に比べても圧倒的に硬いです。
ある程度手加減して焼いたものをお届けしてはいるんですが、それでもやっぱり硬いんです。
材料の粘り強さを示す性質を靭性といいますが、硬いものはこの性質が低くなるのが普通です。
靭性が低いとどうなるかというと、こうなります。身まで欠けちゃうんですね。
しかし、柔軟さとトレードオフで手に入れたこの硬さこそ織部のアイデンティティ。
おかげでダレずに極薄造形もできますし加工性も良好、ホットプレスでゴム鋳型をとることなんかもできるわけで、この硬さを否定する訳にはまいりません。
そこでおすすめするのが今回ご紹介する商品を使った処理法。
上の例よりもみっちりサポがついたこれがサンプルです。
ただし、当商品は先端工具のセットですので、まずはお手持ちのリューターをご用意ください。
お持ちでない方はこちらをおすすめいたします。これも商売ですので。
手順 ①
最初に、カッティングディスクを使って
サポート柱を大雑把にぶった切ります。
ただし金属さえ簡単に切ってしまう工具です。大きな事故につながりかねませんのでうっかりは厳禁です。
また、非常に薄くて脆い作りですから、無理な力をかけず、切る方向にまっすぐ縁部分を当てましょう。
使用前には軽く回転させてブレがないことを確認し、念のため保護メガネをかけるのも大切です。
手順 ②
次にスチールバーを使って
残りのサポートを除去します。
セットにはシリンダー形状の大と、コーン形状の小が含まれますので、ケースバイケースで使い分けましょう。
これも金属を平気で削ってしまう工具ですので以下同文。
手順 ③
残ったポツポツを付属のペーパーポイント、
またはお手持ちの各種ヤスリで整えましょう。
ちなみに付属品の番手は#1000です。もう少し粗い方がやりやすいのに、という方はこちらでお好みの番手をお求めください。これも商売ですので。
これでサポ柱の除去は完了です。
切れ方削れ方がプラ用のそれとは段違いなので、どんなサポ林でもストレスフリーに伐採していただけることでしょう。
この後は目指す表面滑度に応じて磨くなりサフるなりしていただくことになります。
もちろん当ツールはサポート除去以外の作業にもお使いいただけますし、
お手元にひと揃え備えておかれると便利です。
また、このセットは廉価品の在庫処分的なアレではなく、全て歯科技巧の現場で愛用されている一級品であるということもお伝えしておきますね。
| セット内容 | |
|---|---|
| カッティングディスク（外径25mm／厚さ0.35mm） | 3枚 |
| シリンダースチールバー （軸径2.35mm / 切削部径1.4mm / 切削部長さ4.8mm） | 1本 |
| コーンスチールバー （軸径2.35mm / 切削部最大径0.8mm / 傾斜角5° / 切削部長さ3.6mm） | 1本 |
| ペーパーポイント（軸径2.35mm / φ13mm×30mm / #1000） | 1本 |
| マンドレール（軸径2.34mm / 標準右巻） | 1本 |
