どんな世界にもスターってのはいるものです。
球界のイチロー、アニソン界の水木一郎、プロレス界の猪木、清涼飲料界のコカコーラ、二輪界のスーパーカブ。
そして研磨界(あるはずです)ではスパイラルホイールがそのポジションを担うことに決まりました。さっき。
ええ、今※1はもうひとつ知名度が足りないかなー、ということは否定いたしません。
でもささきいさお氏がヤマトでオリコンを席巻していた頃、世間一般でアニキはうたのおにいさん※2としての認知度の方が高かったそうですよ?
それが今やWikiで日本人最多の92言語にリンクされるほど、アニソン界の帝王として世界中に認知されておいでです。
何年か先、スパイラルホイールが研磨界(ありますから)において、そういった地位にいたとしても何ら不思議ではありません。それだけの実力を備えているのです。
まずは使い方から、といってもいたって簡単なんですけどね。
写真のようにセットして、あとは磨きたいとこに当てるだけです。
お好きな枚数でどうぞ。6枚は軽く束ねられます。 渦巻きの方向は、マンドレールのネジを締めるのとは逆にします。
スパイラルホイールの材質は、シリコン入りの特殊プラに研磨剤を練り込んだものです。
それを渦巻き状に成形することによって当たりをソフトにしつつ、狭部へのアクセス性と形状への馴染み性を高めてあります。
従いまして他の研磨方法のように精緻なワザを要したり、必要以上に気を遣ったりといったことがありません。ほんと、無造作に当てるだけです。
強いて言えば、回転するマンドレールが工作物に当たらないようにすること、くらいでしょうかね。
そして磨く対象に応じて枚数を調整することができます。極小部分から広い面の研磨まですんなりこなせますよ。
1/16スケール、零式艦上戦闘機二十一型。
デアゴスティーニさんから100回ローンで買ってます。これ書いてる時点で残り25回です。全部届いてから作ろうと、まったく手をつけずに楽しみにしておりました。
・・・ええ、手近に磨きサンプルとして適当なものがなかったんです。涙をのんで、第3号開封!
混合気吸気管、敵性言語でいうところのインテークマニホールドをネタとして供出いたします!
奥まったところ、狭いところ、平面、曲面、すべての要素がミックスしてるイヤなサンプルですが、ほんとに何のストレスもなく磨けます。
スパイラルホイール以外の方法で磨けって言われたら確実にブルーになってますよ、これ。
スパイラルホイールにはこの上にまだ#3000、#8000がありますけど、そこまで磨いたらどうなっちゃうことやら。
組み立てる時はこのパーツ、実機どおりに半ツヤの黒を吹くことになってるんですが、なんか塗装するのがもったいない輝きです。じっくりアップでどうぞ。
金属相手にステキ研磨力を発揮するんだから樹脂なんか磨けて当然ですね。しかも、不思議と削れすぎ!とか感じません。
手触りはあくまでソフトに、それでもしっかりと磨きあげてくれるんです。
そして弊社で提供させていただいている3Dプリントサービス デジモデの出力物には、柱のようなサポート材がついてるわけでして、その撤去跡をツルツルに仕上げるのはそれなりに手間です。
また、デジモデのサービスで出力したものにはほとんど見られませんけど、それでも場所によっては多少の積層段差が出ることもあります。
スパイラルホイールさえあれば、こういった後処理の労力は圧倒的に抑えられますよ。
耐久性もまた素晴らしく、上の磨きサンプルくらいのものでしたら各1枚で3個は磨けるでしょうね。
粒度によって減るスピードが違うってことがないので、各番手の使用枚数も一定です。
ほんと、研磨界(あるんです)の王ですよ、こいつは。
ユーロスタイル エコノミーセット
¥25,500
これがなければ始まらない。
スコッチポイント 5本セット
¥1,060
プラはもちろん、木も石も金属もどんとこい。
マンドレール 5本セット
¥1,650 ~ ¥2,750
逆回転用、ヘッドが小さい、チャックに削り粉が入らないタイプもあります。
《 デジモデ特選 》サポ取りキット
¥1,850
サポート外しの必携アイテム。
ペーパーポイント 10本セット
¥1,650
リューターで紙ヤスリを使う。
バースタンド
¥550
すごくイイ・・・だけど良品の本質を考えさせられる一品。