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神楽坂ツールズ

『 読むだけでも楽しい造形工具専門ショップ 』

カグラワックス PRO 

¥1,650 税込

粘土とロウのいいトコ取り!
ワックス造形を身近にしたカグラワックスが
プロ仕様に生まれ変わって新登場です。

カグラワックス PRO

3Dプリンタ。流行ってますね。

各方面、なんだかデジタルじゃないとモノ作れませんよ、くらいな勢いでプッシュされてるシーンをよく見かけます。
そりゃ超便利ですし、今後の革新みたいなトコも期待できますし、その魅力を否定するものではありません。
ですが、どんなに夢あふれていても、数ある造形手法のひとつにすぎないのも事実です。


ブームのはるか以前から3Dプリントサービスやってる身で言うのもなんですけど、造形スキルのパラメータをデジタルに全振りするのは得策とは言えないかもですよ?


実際、弊社でも各種商用原型製作にあたって全部が全部3Dプリンタでやってるわけではありません。
だって別の手法を使った方が安かったり早かったり簡単だったりする場面なんていくらでもありますからね。
手法なんて目的や条件に応じて、適材適所なノリで臨機応変にチョイスできた方が幸せだと思うのです。


そんな立ち位置からブームに逆らう形でロックにご紹介させていただきますのが 今回の商品、カグラワックス PROです。

使われ続けて1000年の貫禄。合理主義の職人が今も選ぶ実戦材料。

いわゆるワックスという材料、造形の世界ではとんでもなく長い歴史を誇っておりまして、日本でも奈良時代にはすでに仏像や香炉、文鎮などの原型用として使われていました。
それからざっと1300年、造形に携わってきた先達は代々改良を重ね続け、その遺伝子は21世紀の今も各工房に脈々と引き継がれているのです。大げさに言うと。

仏像・五鈷鈴・香炉

1000年以上使われ続け、3Dプリントがこれだけメジャーになった今もなお雑貨に玩具に宝飾に義歯に機械部品に美術品にと、世界中様々なジャンルで絶賛活躍中の現役マテリアル

それがワックスなのです。
何故かと問われれば理由は簡単、これを使った方が合理的なシーンがたくさんあるから。

プロは生活がかかっていますからそのへんとってもシビアで、慣れとかノスタルジックな気分とかは継続使用の理由にはなりません。
製作現場における必然の材料として、それぞれの工房では今なお独自調合のオリジナルワックスが使われ続けています。


もちろん弊社でもワックスを有用なマテリアルとして、目的に合わせてアップデートし続けてきました。
が、正直職人向けといいますか、製作対象に細かく特化したピーキーなものが多く、これらを使いこなすにはそれなりな技量を要すると言わざるを得ません。


これを受けて粘土感覚で気軽に使えるワックスとして開発したカグラワックスも発売から5年。
これまでに頂いた多くのご意見をもとに今回、使いやすさに磨きをかけ、プロが仕事で使える性能をも兼ね備えて新たに生まれ変わりました。

~旧製品との違い~

5年分の進化。クレイワックスの頂を目指して。

  • より粘土の感触に近付きました。
  • 軟化時のベタつきが小さくなりました。
  • 肌理が非常に細かくなりました。
  • 刃離れが良くなり、非常に微細な彫りや極薄の削ぎが可能になりました。
  • 固化時の硬質感がポリパテ並みになりました。
  • 液化時の流動性と浸透性が高くなりました。
  • 軟化温度が上がり、持った手の温度で柔らかくなることはありません。
  • 複製時の型離れが良くなりました。
  • ロットごとの物性の差がほとんどなくなりました。
  • 臭いがかなり少なくなりました。
  • 色がライトベージュに変わりました。
  • 少し増量してお値段もお安くなりました。

こねて伸ばして盛って削いで彫って捺して。自由自在の造形スタイル。

ロウを触っているとは思えないくらいすっかり粘土。

「温めてこねれば粘土のように扱えます。」

同じロウでもロウソク的なものをイメージしていたら驚くほどに別ものです。
引っ張れば伸びますし、クレイガンやシリンジを使って細く押し出したり、編んだりすることもできます。
そして冷えればカチカチに。温めればまた柔らかくなりますから何度でも粘土感覚で容易に形状修正が可能です。

紐状のカグラワックスを三つ編み

貼り付けるだけで盛れる、粘土の当たり前をロウで実現。

「ワックス同士、くっつけるだけで盛ることができます。」

より強固に合体させるには、アルコールランプで熱したスパチュラワックスペンなどを使いましょう。
これはもう接着ではなく溶着ですので完全に一体化します。

指でくっつける。

ワックスペンで溶接。


粘りすぎない、硬すぎない、刃物を選ばない彫りやすさ。

「硬くなった状態ではナイフやチゼル、モーターツールなどで彫刻ができます。」

刃の通りが良く力要らず、適度なコシも備えていますのでスムーズなナイフワークが可能です。
なお、モーターツールをご使用の際は、ワックス加工用の先端工具をお勧めします。詰まりませんので。

ナイフワーク。
目詰まりしないワックス加工用先端工具で。

拍子抜けするほど簡単、気合不要の表面処理。

「面をなめらかに磨くのは一般に大変ホネが折れる作業ですが、
ワックスはその点でもラクができます。」

ベンジンをしみ込ませた布などで軽く撫でればツルツルというお手軽さ。
温風で表面を軽く溶かして均してしまうなど、ワックス造形ならではの技法が使えます。
何より、ほとんどの造形材料の磨き時に悩まされる微細粉とはすっかり無縁というメリットは巨大です。

大雑把にこねて、チゼルやワックス用ヤスリで整えたもの。

ベンジンを染み込ませたキムワイプで磨いたもの。

さらにコテライザーなどで軽く温風を当てると、簡単にツヤツヤになります。


布や花びらの表現も大得意。
薄物や細物に対応できる延びと強さ。

「薄く延ばしてドレープを付ければ簡単に布状のものも作れます。」

ガーゼやティッシュなどを芯材にすれば強度もアップして、さらなる薄さを追求できます。
クレイワックスは薄物造形に弱いという常識を根こそぎひっくり返す性能です。

厚さ、たった1mm(芯材不使用)でこの強さ

液状ワックスにキムワイプ を浸して型紙状に切り出し、熱したスパチュラで縫うように溶着したら熱風を当ててひねったり、シワをつくる。

1mm程の太さの小指も形にできてしまう強さを持っています。
手造形でこの指より細いものをこねるケースは少ないでしょうから、現実的に十分な強度を持つと言い切ってよいかと。


これは楽しい、物理ディスプレースメントマッピング。

「表面を軽く温めた状態で凹凸のあるものを押し付ければ、
手軽にそれを転写することができます。」

より強固に合体させるには、アルコールランプで熱したスパチュラワックスペンなどを使いましょう。
リアルな質感表現や、手で彫る気が失せるようなネタの場合はこの技法で安楽に乗り切りましょう。 失敗してもベンジンで撫でるなどすれば元通りですのでリカバリーは容易です。

革のシボ
3Dプリンタで出力した押し型

液化・粘土状・固化を行ったり来たり。
まさに自由自在のマテリアル。

「溶かせば完全にさらさらな液状になりますので、
これを活かした様々な加工法や表現も楽しめます。」

溶けたワックスは当然注型もできますから、よく使う基本形状の型を用意しておいて随時複製して用いるのも便利です。
長く使われているだけあって応用範囲も広く、レジンはもちろんロストワックスでの金属置換、スラッシュ成形金型の原型にも使えます。

カグラワックスの液化・粘土状・固化状態
さらさらな液状のカグラワックス

早くてコスパ良くて使いやすくて有害物質ナシ。だからワックス。

温めると柔らかくなり、そのままこねれば粘土のようになり、
室温に戻れば固まるカグラワックス。

柔らかいモードと硬いモードがあるのはパテやファンドと一緒ですが、その2つの状態を形を保ったまま何度でも、しかも待ち時間なく素早く行ったり来たりできるところが決定的な違いです。
固まってしまったら二度と柔らかくならない不可逆性の材料と比べれば、その自由度の高さは大きなアドバンテージです。


また、単純に値段をみると高いようにも思えますが、他材料への置換が終わったら溶かして何度も使えますので、実はコストパフォーマンスも断然高いのです。
デジタルと違ってアンドゥが効かないという手造形の大弱点についても、ことワックス造形に関しては結構なレベルで容易くリカバリーできてしまいますので、デジタル造形派の皆さんにもご満足いただけると言ったら言い過ぎでしょうか。言い過ぎでしょうね。

斯様に便利なカグラワックス、ひとつ守っていただきたいお作法があります。

使う前に適切な温度に温めて
よく練っていただくというだけのことですが、
使い勝手に大きな差がでます。

最初はパサつく感じのワックスも練っているうちに温度が下がり、いい感じの粘土感が出てきます。
その粘土感があるうちに大まかな形を出し、その上に小さく練ったワックスを盛り付けていくというのが基本的な使い方です。



「温める方法」

熱で造形するワックスは適切な温度管理が重要です。
温風でも湯煎でも柔らかくすることはできるのですが、より良い使用感覚のためにヨーグルトメーカーのご使用を全力で推させていただきます
中でもおすすめはこちらの、山善さんの「発酵美人」YXA-100
余裕のある庫内容量と高めの加熱性能が魅力です。
ワックス造形の必需品と言っても過言ではありません。

「冷やす方法」

むしろ固まるのを遅らせたいくらいですのでそれほど工夫は要りません。
水をはったボウルにでも浸していただければあっという間に固まります。


古くて新しいこのマテリアルで、
あなたの造形ライフがもっと豊かになりますことを。

カグラワックスで作った薔薇
誰でもできる かんたんワックス造形

こちらのページで、最低限の道具でワックス造形を気軽に楽しむ、ごく基本的な手法をご紹介しています。ぜひご一読ください。

注意事項

  • 本商品に限らず、ワックスは基本的に一次原型用のマテリアルで、実使用を前提としたものではありません。(蝋人形などを除く)
  • 溶かせば何度でも再利用できますが、気化したワックスは引火するおそれがあります。熱源の管理にお気を付けください。
  • 溶けた状態では一部成分が分離します。使用前によく混ぜ合わせてください。
  • 温度が高すぎる状態では粘土感は出ません。捏ねるのに適した温度に冷ましてから、強めに押しつぶすように指先でよく練ってください。
  • 天然の原料を使用しているためロットにより色に違いがありますが、品質に問題はございません。
特性
完全に液化する温度 68℃
捏ねるのに適した温度 45~50℃
長さ60mm、直径8mmの棒の中点に2,210g/cm2の荷重をかけた状態(室温21℃時)

クレイタイプのワックスとしては破格の硬度を持つため、ほとんどしなることなくパキッと折れます。
多少の弾力を与えられたポリパテ、と言えるほどの強度です。(ロウですので硬いもので表面を引っ掻けば傷は付きます。)
上記の強度計測結果は捏ねて成形した試片によるものです。液化したワックスを型に入れて硬化させたり、捏ねたものの表面を熱溶の後硬化させた場合、硬度は増し、靭性は落ちます。
  • 内容量: 110g(55g × 2)
  • パッケージに、100g(50g × 2)とありますが、正しくは110g入です。

カグラワックス PRO

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通常価格:¥1,650 税込
¥1,650 税込
商品コード: KGRWAX-PRO-x1
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