良いヤスリを買いました。紙ヤスリじゃないですよ?棒のイイやつです、棒の。
それはもうサクサク気分良くヤスってます。やっぱ棒はいいねぇ、棒は。
おっと、目が詰まってきたな。切れ味が鈍ってきたよ。さて、掃除しようかなっと。
「・・・・・・・・・。」
むっきー!!
なんか困ったときは「古くなった歯ブラシ」で結構な問題が解決できるよーな空気が漂ってるんですよ。今の日本って。
工作界も例に漏れず、細かいトコの掃除はもう全部歯ブラシ。いや、確かに便利ですけど、そんな万能な道具ですか?あれ。
正直、ヤスリと歯ブラシを握りしめてイライラした夜を過ごした方は多いと思うんです。だってなかなか取れねーもん。歯ブラシじゃ。
で、次にワイヤーブラシとか試すんですよ。ところがこれ、ヤスリに対してあまりにも優しくない。
目詰まり取るどころか目そのものを取っちゃうんじゃないかってアタリの強さ。
そんで最終的には薬物使用に走るんです。樹脂なんだから有機溶剤で溶かしちまえ!って発想で。
まあ、キレイにはなるんですけど時間かかるわクサイわで、「ヤスリのゴミくらいもっと手軽に取らせてくれよ!」って思いは募るいっぽー。
そんなわけで探してきました、専用品!
ええ、数えたんですよ。仕事熱心なことに。
びっしり生えてることも重要ですが、なによりのキモはこの「く」の字型です。
この形のおかげでクッション性が生まれ、ワイヤーが直立しているブラシのように毛先を指で撫でても痛くないんです。これならヤスリの目を痛めることはないでしょう。
こういった「く」の字ワイヤーのブラシ、他にもあることはあったんですが、小さい上にワイヤー密度も低くてスカスカなんですよね。効率を考えたらこのくらいの面積と密度は必須ですよ。
今までだったら掃除するのが面倒なんで、思わずニコ動とか観ちゃってたとこです。
しかし我が手には今、期待の新兵器があります。
使い方はかんたん。ヤスリの目に沿って、「く」の左側方向に力をかけずブラッシングするだけ。
ほんと、やさしく撫でるだけでいいです。
シュッシュッシュッと目に沿って撫でること約5秒。
角度を変えて、また5秒。
つまり、複目を構成する2方向の溝をブラッシングするのに、合わせて10秒ほどしかかけてません。
それなのにどうですか、これ!!かなり落ちてるんですけど!!
というか、歯ブラシに10秒でこんなマネができるかって話です。
カンペキに新品同様に掃除できたわけではありませんけど、実用上まったく問題なし。十分以上に切れ味復活です!
そのものズバリな商品名、ヤスリクリーナー。直球もいいトコなネーミングですが、その名に恥じぬ逸品でした。
魚地球 精密ヤスリセット
¥3,850 ~ ¥7,920
「うおちきゅう」と読みます。 伝統に磨かれた純国産の高品質ヤスリはヤスラー必携!