ご存知、水に浸けて濡らしながら磨く紙ヤスリです。
濡れていると目づまりしにくくなりますので磨ける時間が増えますし、摩擦熱を下げますので熱に弱いプラなんかに最適です。
そして何よりイヤな削りカスが飛び散りません。
サーフェイサーやクリア塗装を磨くときなんかは自動的に水研ぎせざるを得ませんし、地味ながら工作の必需品であります。
で、耐水ペーパーにも目的に応じた善し悪しってのがありまして。
KOVAXは鋭い切れ味と耐久性、曲げに対する柔軟性と腰の強さ、という相反する要素をそれぞれ両立させています。
触ったときにザラザラする表面の粒。砥粒とか砥材っていうんですけど、アルミナに酸化チタンを添加した物質が使われています。赤っぽいヤスリはだいたいコレです。
硬い上に熱にも強いと、まさに研磨材にピッタリな特性をもっている物質なんですが、KOVAXのそれはさらにひと工夫してありまして、砥粒を細かく砕くとき、エッジが立つようにしてあるとのこと。いや、どうやってるのかは知らないんですけど。
おかげさまで切れ味はいいですよ。軽い力でさくさく研げますから。
紙の部分は基材といいます。耐水ペーパーである以上、当然濡れることが前提です。
ただ、水に浸けると丸まっちゃったり、ヘナヘナしちゃったりするものが多いんですよ。逆にバキバキのままだったりするのもありますね。
形状に馴染む適度なやわらかさと、それでもたるんだりしない腰の強さってのが重要でして。その点KOVAXは合格です。
同じ番手のペーパーでも水研ぎのほうが深く研ぎが入るんです。感覚的には2番手くらい。
なんせただでさえ切れるペーパーですから、その辺注意ですね。空研ぎもできますからケースバイケースで使い分けてください。
それと、より大きな面を出したいとき。ガラス板なんかに水張りして研ぐと便利です。
水研ぎ用の水に、ほんのすこし中性洗剤をたらしてみてください。
ペーパーのすべりがよくなって、仕上がりがキレイになりますよ。
ペーパーポイント 10本セット
¥1,650
リューターで紙ヤスリを使う。